歴史と伝統の町、藤が丘一丁目
藤が丘一丁目町内会 会長 飯田 敬
藤が丘一丁目町内会は神奈川県都筑郡中里村下谷本町と呼ばれていた時代から、神奈川区下谷本町、港北区・緑区に変わり、そして現在の住所になりました。
当時は、人口も少なく顔見知りばかりの町内だったと思われます。
昭和41年に東急田園都市線の開通とともに横浜都民と呼ばれる人たちが数多く住む町へと変わってゆき、50〜60所帯だった町が現在では3,250世帯にまで人口が増加しました。
町内会の年間行事としては駅前公園の納涼盆踊り大会、敬老の日には75歳以上の人を招待して歌や落語で楽しい一日を過ごします。1月15日には「どんど焼き」で正月飾りを燃やし、団子を焼いて食べます。23年度からは町内会で団子を作り、皆さんに差し上げています。(焼いた団子を食べると風邪を引かないという言い伝えがあります。)
今はありませんが、私が子どもの頃の2月には「初午(うま)」と言う行事があり、中学生くらいの子どもたちが集まりかやぶき茅葺の小屋を造り一晩中にぎやかに遊びました。朝になると大人たちが赤飯や煮しめを差し入れしてくれた思い出が懐かしいです。
こういった伝統をできるだけ子ども、孫の時代へと引き継いでいけるよう、町内会でも取り組んでいきたいと思います。
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