声をかけ合える街に
小田急学園奈良自治会 会長 栢森 一郎
当自治会では、災害時に自治会の役員が中心となって高齢者の人に声かけをする「災害時声かけ確認システム」があります。東日本大震災時このシステムには、高齢者、独居者など約80人が登録していて、今回の震災がこのシステムのはじめての実践の場となりました。震災後、声かけの有無を調べたところ、約70パーセントの人には「声かけ確認」が行われていました。
完璧にできなかった理由はいくつかあると考えていますが、今後より完璧なシステムにしていくために、近隣同士の関係をより親密にし、災害時のみならず「常時声かけシステム」に発展させることが必要と考えました。なお、震災の影響を受けさらに防災意識が高まり、平成23年度登録者は100人を超えています。今後もさらなる浸透を図っていきます。
|